目覚めの1曲

目覚めの1曲:クラフトワーク / 電卓 

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クラフトワーク Kraftwerk は、ドイツの電子音楽グループ。1970年に結成されたテクノポップを開拓した先駆者ですよね。ジェームス・ブラウンに並んで、DJの方々に沢山サンプリングされていますよね。いろんな方に愛されているんです。YMOの坂本さんが当時ハマっていたのも有名で、クラフトワークなくしてYMOはあったかな??って思うのです。YMOはやはりクラフトワークのDNAが強く息づいていますよね。

クラフトワークの電子音楽は、当時クラウトロック(Krautrock)って言われていて、1960年代末から1970年代初めにかけて、西ドイツに登場した実験的な前衛的ロックバンドのことを指していました。当時もてはやされた英米の文化とか音楽に安易に染まることを良しとせず、エレキギターやベースギターや生ドラムを排し、リズム・マシンやオルガンやコンピュータ、シンセを使って、打ち込みを軸に音楽を作ったわけです。ある意味英米への反発から誕生した音楽と言えるかもしれません。

moog社のミニモーグを使用し、ヴォルフガング・フリューアが自作の電子パーカッションを作ったりして、近未来的な音楽を示唆した1974年発表の4枚目のアルバム『アウトバーン』が英米でヒットしたのですが、同名のシングル曲は従来の添え物としてのシンセサイザーの使い方から、主体楽器としてのシンセの使用法を示したわけです。シンセと言えばそれまでは瞑想的なパッド的な使い方ばかりだったのですが、moogがリズムを刻み、メロディーを奏でたわけです。

この電卓という曲は日本語盤で、他にもドイツ版とかあるのですが、歌詞を見ていただくとクラフトワークの真髄がわかりますよね。電卓片手に足したり引いたり操作して作曲する・・・このボタン押せば音楽奏でる。。。
打ち込み、電卓(発展してパソコン)で音楽が作れる・・っていうメッセージ。
元祖DTM!・・・DTMer諸君!もっとクラフトワークを勉強しよう!

通勤・通学いってらっしゃーーーい!

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