目覚めの１曲：北の宿から / 都はるみ

えーこの曲のイントロのサックスだけで　北の宿から ってわかりますよね〜〜〜
ポイント、ポイントでサックスが入っていますよね。エンディングも素晴らしい！

この昭和時代のアーティストがとことんお世話になったサックス奏者、それがジェイク・コンセプション（Jake H. Concepcion）さんでした。フィリピン出身のサクソフォーン奏者で、「King of Sax」と言われていました。確か2017年12月に亡くなっています。サックスをやっている方は、いや、やっていなくても彼の演奏は必ずどこかで聴いていると思います。元々はスタジオ・ミュージシャンとして日本で活躍し、数多くのアーティストのバックで演奏したわけですが、特に1970年代・1980年代前半には吉田拓郎のコンサートとか、ゴダイゴ・大瀧詠一・さだまさし・中島みゆき・松任谷由実・松田聖子 のアルバムに参加していたわけですね。まあ譜面演奏も、曲に合わせたアドリブソロもピカイチでした。めちゃめちゃ歌心があって、日本人にぴったりとはまるわけです。

都はるみさんの「北の宿から」のイントロ。しつこくもなく、しかし女性の執念を感じる演奏😆
ムード歌謡にありがちなしゃくりもほどほどで、いやらしくないのがこの方の特徴ですね。
これがなかったらあそこまでのヒット曲になっていなかったかもしれません。それほどすごいサックス奏者だったのですね。歌心があるソロをするので、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」なんぞもいい演奏ですよね。曲に彩りを添えてしっかりと曲をまとめる・・そんな達人であったように感じます。
2002年にキリン・ラガー・ビールのCMで、ベーシストでもあるいかりや長介との共演が話題になりましたねー。

ユーミンのライブにはよくでいていましたね。間奏にご注目。

下にごく一部掲載しましたけど、この人無くして７０、８０年代の日本のポップスはありえなかったですよね。
どんなに感謝しても仕切れない、日本を影で支えてくれた恩人。下の一部のリストをご覧いただければ分かりますね。。

• 杏里「悲しみがとまらない」
• 石川秀美「愛の呪文」
• 稲垣潤一『唇を動かさないで』『君らしくない』『いちばん近い他人』
• 井上陽水『スニーカーダンサー』『EVERY NIGHT』『ハンサムボーイ』『UNDER THE SUN』
• 岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
• 尾崎亜美『Stop Motion』『PRISMY』『MERIDIAN-MELON』
• 欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」
• 角松敏生『SEA BREEZE』『ON THE CITY SHORE』「DO YOU WANNA DANCE」
• 河合その子『その子』
• KAN『GIRL TO LOVE』『HAPPY TITLE -幸福選手権-』
• 吉川晃司『MODERN TIME』
• 菊池桃子「もう逢えないかもしれない」
• 来生たかお『Sparkle』
• 小泉今日子「なんてったってアイドル」
• 郷ひろみ「お嫁サンバ」『比呂魅卿の犯罪』『ALLUSION』
• 近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」
• 西城秀樹「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」
• 斉藤由貴「卒業」
• 坂本冬美「夜桜お七」
• サザンオールスターズ『タイニイ・バブルス』『ステレオ太陽族』『NUDE MAN』『KAMAKURA』
• 坂本龍一&カクトウギセッション『サマー・ナーヴス』
• シブがき隊「100%…SOかもね!」
• 杉山清貴『beyond…』
• スターダストレビュー『STARDUST REVUE』『SOLA』
• スピッツ『スピッツ』『Crispy!』『空の飛び方』『チェリー』
• 田原俊彦「ハッとして!Good」「抱きしめてTONIGHT」「かっこつかないね」「愛しすぎて」「ごめんよ 涙」
• CHAGE and ASKA『風舞』『黄昏の騎士』『INSIDE CHAGE&ASUKA V』『Z=One』
• 中島みゆき『親愛なる者へ』『臨月』『予感』『miss M.』『36.5℃』『中島みゆき』
• 中森明菜『NEW AKINA エトランゼ』『ANNIVERSARY』「サザン・ウインド」『POSSIBILITY』「飾りじゃないのよ涙は」
• 光GENJI『Hello…I Love You』『Cool Summer』
• 松田聖子『風立ちぬ』「SWEET MEMORIES」
• 松任谷由実『紅雀』『流線形'80』『OLIVE』『悲しいほどお天気』『時のないホテル』『SURF & SNOW』『水の中のASIAへ』『昨晩お会いしましょう』
• 都はるみ「北の宿から」
• 森高千里『ミーハー』
• 矢沢永吉『THE STAR IN HIBIYA』『ゴールドラッシュ』『COZY』
• 吉田拓郎『大いなる人』『ローリング30』『TAKURO TOUR 1979』

あっという間に年末ですね。振り返る暇もなく今年も終わり😆
どうぞ健やかに新年をお迎えください！