目覚めの1曲

目覚めの1曲:哀しみの終わるとき / Michel Polnareff

ミッシェル・ポルナレフ Michel Polnareff 1944年生まれのフランスを代表するシンガーソングライター。
いやーーもう80歳になりますよね!
フランスでは国民的な歌手としての人気があり、日本でも「シェリーに口づけ」、「愛の休日」「愛のコレクション」「愛の願い」「哀しみの終わる時」「愛の伝説」「悲しみのロマンス」「渚の想い出」などなど沢山のヒット曲で知られています。

まー現代の20代、30代、40代の方で彼の曲が好きですとか言ったら、そりゃー連嶺詐称でありますのでお気をつけください😆全盛期が1970年代でありますので、少なくとも50歳以上の方が彼のコアなファンであるのかな?とも思います。まー年齢のことは突っ込みませんが、私も一番感受性の高かった時期に彼を知ったわけですが、兎にも角にも全てが好きでありました。情緒豊かな曲、ファルセットボアイス、変わった風貌、これまた素敵な鼻を抜けたフランス語・・全てが刺激的でありました。個人的にも彼のファンサイトを初めてHPで作って、フランスのCBSさんから紹介していただいて、フランスからたくさんのお便りをいただいたり、日本でもいろんな方からお便りをいただきました。私が女性だと思って会いたいとかいう方までいましたっけ😆

まーその辺の話はいつか・・ですが、彼を知ったのは実は映画でして、『哀しみの終るとき』71年(Ça n'arrive qu'aux autres)というカトリーヌ・ドヌーブさん主演の映画を観たときに知ったのです。当初はこの映画の音楽担当はミシェル・ルグランだったのですが、いろんな事情があったようで、ミッシェル・ポルナレフに交代したんですね。でこの映画、愛児が亡くなってしまう悲しい映画なんですけど、聴いたとき度肝を抜かれたわけです。普通歌入りの映画音楽って3分以上ありますし、結構べったりとしていますけど、この曲を聴いていただくとわかるように、1分24秒の超短い曲なのです。しかししかししかし、物語の起承転結が見事に作曲されていて、音楽的にも低い出だしから徐々に盛り上がり、ファルセットを使った山を迎えて元に戻る・・みたいな見事な展開をするわけです。未だに最高の映画音楽って私はこれです。ポルナレフの1曲・・って言ったら私はこれなんですね。で、最近知ったのですがこの曲、あの現代音楽の巨匠テリー・ライリーが「ア・レインボー・イン・カーヴド・エア (A Rainbow In Curved Air)」の一部も使用しているんだそうです。聴かなきゃ!!

カールしたロングヘアーと大きなサングラスがトレードマークですが、サングラスは目の病気(ひどい白内障)を保護するためみたいですが、フランス人形のような大きな瞳にコンプレックスもあったようです。でもカッコイイですよね。ああいうサングラスつくるべか?って真剣に考えたこともありましたっけ。実は今でも欲しいです😆

彼はいろんな有名ミュージシャンとも録音しているんですよ。ロンドンでは「ノンノン人形(La poupée qui fait non)」、「悲しきマリー」とか、ギターにはジミー・ペイジ、ベースにはジョン・ポール・ジョーンズ参加だし、のちにはジャコ・パストリアスともやってますしね。いかに注目のミュージシャンだったかわかるかと思います。

日本では1971年にCBSソニーから”シェリーに口づけ”でデビューして日本ではヒットしましたけど、フランスでは全く受けなかったし、逆に”ノンノン人形”とかは日本では受けなかったです。ライブのポスターでお尻を出したり話題も豊富だったのですが、人気のピークだった1974年にアメリカに渡るのです。チャレンジですね。で1975年アメリカで録音された全曲英語で歌われている新作アルバム”ポルナレフ U.S.A”を出すわけですが、売れなかった・・・・。なぜ売れないか?・・・その辺の私なりの分析を改めて・・・(改めてばっかりやんけ)。

今日は祝日のようですが、私は午後から仕事です😆

働け!働け!労働者のわたし!いつまでも働くのじゃ!

趣味のために😆!!

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