目覚めの1曲

目覚めの1曲:Boys & Girls / サディスティック・ミカ・バンド

日本のバンドは比較的メンバーチェンジが少ないですけど、さすがにこのグループは多いですね。リーダーの加藤さんが時代の先を見据えてバンドの音が変わることを恐れないのがその大きな要因でしょうね。加藤ミカ、つのだ☆ひろ、高中正義、大口広司、高橋幸宏、小原礼、後藤次利、高中正義、そしてこの天晴という再結成アルバムではなんとゲストミュージシャンとして坂本龍一、桐島かれんが参加して制作されたわけです。すごいメンツですよね・・日本を代表する尖ったミュージシャンが結集してますよね。なんかやってやるぜー!みたいな意気込み盛んな人ばかりが集まった日本ではとっても珍しい先鋭集団だったと思うのです。新しい音を求めてメンバーを変える・・とってもジャズ的なアクセスだったと思うのです。いつまでも仲良くやろーねー・・みたいな仲良し集団とは正反対に位置していました。そこがまた面白いのです。
どちらが良い悪いではなくて、音楽としてこの2つの方向性があるのは当然だと感じます。

1974年発表の2ndアルバム『黒船』は、当時英米でも発売され、1975年にはイギリスでツアーを行っています。ジョン・レノンが結成していた「プラスティック・オノ・バンド」をもじったバンド名、ボーカル・ミカの包丁使いがあまりにサディスティックだったなので、このバンド名にしたところなんぞは、加藤さんのセンスの勝利ですよね。かっこいい!

この天晴というアルバム、高橋幸宏さん色が濃いですけど、加藤さんと高橋さんの突き進む音楽性というか勢いがひしひしと感じられて個人的にはすごく好きです。熱いんですよねーー。なんか迫ってくる圧があるんですよねーー。
この映像見てくださいな・・・泣けますよね・・・素晴らしい!

皆さんは連休中ですか?ですよねー多分。

明日も休んでいいです!特別です!

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