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日本に来ますねー。
だいぶ前に来日公演見たっけな・・しかし今回のこのチケットの値段ではボンビーちゃんには高嶺の花。日本がいかに賃金とか収入が伸びていないかがよーーくわかります。海外では決して高い金額ではないのにな・・・余計に高く感じるわけですねー。でもってヒット曲をメドレーでやりますーーってな方ではないので、近作をバーーッと演奏してアンコールなしでサンキューってなことなんでしょう。でも観たい人は観たいし、彼に人生を支えられた人は沢山沢山いるわけで、ディランが人前で演奏する大きな価値があるんだと思います。
ディランはプロテストの人って思われがちですが、「風に吹かれて」(63年)に代表されるプロテストソングは62年から63年までの1年くらいなのかな?あとは吟遊詩人のような活動を続けているような気が私はします。曲ももちろん素晴らしく多彩で、作曲家としての魅力満載なんですが、やはり詩がすごいですよね。昔、彼の英語の詩集を買って辞書見ながら楽しんだりしましたっけ。。バラカンさんも言っていたけど、キャッチコピーの天才ですよね。「ライク・ア・ローリング・ストーン」(65年)の最後のほうに出てくる「When you got nothing, you got nothing to lose」・・・「何も持っていないヤツは失うモノもない」――最悪に落ち込んだ時、何も持ってない。でも失うモノもないから次のステップに行ける。冒険心を持つことが大事だぜ・・っていう彼のメッセージ、バシッと短く俗っぽい言葉も交えて言い切る。こういう作詞って簡単なようで凄い労力だと思うし、ましてや曲に乗せるわけだから、相当に苦労しますよね。
英語がめっちゃできる人は彼の詩もスーーって入ってくるんでしょうけど、ほとんどの方はそうはいきませんよね。なので日本版のCD買って訳詞をじっくり味わって、今度は英語をゆっくりと咀嚼して自分なりの解釈をしてみる。手間はかかりますが、これ始めると終わりませんよ😄1つの立派な研究になってしまいます。
どれが名盤という区別もできないほど名作は多いけど、聞く人がそれぞれのタイミングでディランの音楽から何かを受け取ることができれば、それがその人の名盤なんだと思います。人生の中でディランの音楽に真剣に向かい合う時間がやってきたら、それは自分を変える大きなチャンスなんじゃないかな?って思います。「何も持っていないヤツは失うモノもない」・・思いっきりやりたいことやりましょう😄
通勤・通学の方、ご苦労様です!