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よく無人島に持って行く１枚のレコードは？なんてーいう質問が昭和時代にはあったものですが、さすがに今ではそんなことを聞くような人もおりませんね。サブスクでどこでも聴けますものね。まあ無人島だとネットはつながらないかもですけどね😄
でももしもこんな質問を受けたら、私ならこの曲をどうしてもそばに置きたいので、この１枚を選びます。Jon And VangelisのPrivate Collection。ブルックナーの８番９番っていう選択肢もありますけどね。でこのJon And Vangelis、以前にちょこっと書きましたけど、プログレのイエスがキーボード奏者のリック・ウエイクマンの脱退を機に新しいメンバーを探していた時にこのヴァンゲリスに声をかけたのですが、ユニオンとかの問題もあってダメになったわけですが、イエスのボーカリスト、ジョン・アンダーソンはヴァンゲリスと交流を続けたわけです。そして相互のソロ・アルバムにゲストで出たり、こうして２人名義で作品を作ったわけです。正直言って、イエス・ファンでも聴かない人は多いと思いますし、ヴァンゲリスのファンでも聴かない人は多いでしょうね。基本的にエレキ・ギターやベースはありませんし、ドラムもさほど使いませんので、ロックという範疇には遠いですし、ヴァンゲリスのファンとしてはボーカルいらん・・・という方もいて当然です。しかしこのユニット、唯一無二の音楽世界をクリエイトしていて、聴く人を時には宇宙に、時には海底に、時には空間へ、そしてこの曲のように広大な地平線に連れていってくれるのです。
私はこのHorizonを聴いた時、本当の地平線を目で見ながら聴けたらどれだけ感動するだろう？ーーって思いました。２２分あるこの１曲、交響詩と言えるような規模であるわけですが、ぐいぐいぐいぐい遠くに連れて行かれるのです。地平線まで・・・。ジョンの澄み渡るハイトーン、ヴァンゲリスの壮大なシンセサイザーが交差して他に例えることができない特殊な世界を作り上げるわけです。まあいくら言葉で書いても意味がないでしょう。
もしも、経験したことがない音楽が聴きたい、ストレスに溢れた気持ちを完全リセットしたいと真剣に思うのならば、是非一度お聴きください。その体験はきっとあなたを長く支えることでしょう！
The Friends Of Mr Cairoというアルバムも大推薦です😄
通勤・通学行ってらっしゃーい！