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Jeff Beck / Come Dancing カッコイイって言葉、自分にとってはこういう曲のためにあります😃
名盤「Wired」からの1曲です。
1976年の作品ですけど、43年経った今でもカッコイイって思えるこの1曲。すごいですよね。
彼が亡くなった時は本当に驚きましたけど、こうした作品が世に残りこれからのミュージシャンを支える。
居ないけど居るんですね。ベックが。ずっと・・
ベックは当時スタンリー・クラークのアルバム『ジャーニー・トゥ・ラヴ』のレコーディングに参加していて、この頃はジャズ/フュージョンへ傾倒してたんです。ジャズの偉大なベーシスト、ミンガスの名曲グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」のカヴァーをしているところもジャズへの傾倒が感じられます。
このアルバムには、ナラダ・マイケル・ウォルデン:ドラム、ヤン・ハマー :シンセサイザー が参加していますけど、やはりリズムもリードもジャズを意識していますね。ハマーのシンセもエグいですよね。
この Come Dancingをよく聞くと、ジャズの基本でもあります裏拍にアクセントを入れたギターフレーズが軸にありまして、それがロックの強さとうまく噛み合ってこんなカッコ良さが出ているんだと私は思います。
ドラムのスネアと掛け合いになっている裏拍の強いギター1音、もうこれだけでこの曲は名曲です。
一般的なロックには無い試みだと思いますし、ソロの部分では逆に尖ったロックフレーズを持ってきてますよね。
このロックとジャズのこのミックスのバランス、いいですねーーー、実に素晴らしいです!
ベックはソロになってからボーカリストを軸に据えたロックをやってきましたけど、このWiredの前作Blow by Blowからギターを軸にしたインスト路線に変更します。プログレ・ロックのインスト演奏とは違って、ギンギンとしたギター演奏で優れたインスト・アルバムを作れるって、きっとフランク・ザッパとベックが筆頭ですね。
よくロックの3大ギタリストの1人として紹介されますが、ギター・テクニック、チャレンジ精神、ギター愛、カネよりギターっていう男気。ビジネスには不器用な彼でしたが、愛されるギター職人として永劫に伝えられていくことでしょう。
今日お勤めの方、ベックのようにカッコよく行ってらっしゃーい!