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あの沢田研二さんのアルバムでさえ5万枚だった時に、この阿川泰子さんのアルバムが9万枚売れた・・しかもジャズでっせ・・。これって凄すぎる記録ですよね!それまで日本のジャズ・ボーカルといえば笠井紀美子さんだったわけですが、全てを塗り替えてしまったわけです。「ネクタイ族のアイドル」「オジサマ族のアイドル」とか言われたわけですが、ジャズ・ボーカルというジャンルをある意味アイドル化したのかもしれませんね。これって間違いなく日本だけの現象だったように思います。海外ではジャズ・ボーカルといえばサラ・ボーンであり、エラな訳ですね。
美人さんで「シュガー・ボイス」・・これだけでおっさんたちはメロメロなわけですが、当時ポスター付き!ってことでアルバムが売れに売れまくったわけです。そしてTVや映画や引っ張りだこでしたよね。本当にスゴイ活躍でした。歌謡曲でいうところのあべ静江さんだったのかもしれませんね。
全くの個人的な意見ですが、音楽界における容姿ってやはり大きな要素で、美しいものに魅かれるっていうのはごくごく当然のことであるわけです。じゃそこの要素に少しまたは多くの不安を抱える場合はどうしたら良いのか?・・それは飛び抜けたテクニックや音楽的な素質・魅力があれば何とかなるんじゃない・・って思うわけです。多くの人に受け入れられにはやはりどちらかの要素が必要なのかもしれませんね。
ともかくも、彼女の出現でジャズというジャンルがジャズ・ボーカルというジャンルが日本で知られるきっかけとなったわけで、TVでジャズの特集が組まれるっていう現象も起こったわけです。スイング感抜群で歌唱力抜群のサラやエラなどのジャズ・ボーカルはもちろんですが、彼女のような海風にそよぐような爽やかな歌声もいいではないですか。
そして耳を傾けるジャズから目を凝らすジャズの提案。メイド・イン・ジャパン!日本が作った日本独自の音楽ジャンルって、あるわけです。
え?そこのおじさん。ジャズが好きになったって・・?いいじゃないですか〜〜〜
通勤・通学行ってらっしゃーい!