目覚めの1曲

目覚めの1曲:Steely Dan  /  Aja

ポイント

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Aja


スティーリー・ダン大事典

スティーリー・ダン 1977年の名曲ですね。
Ajaというアルバムの冠曲ですが、他では聴いたことがない雰囲気ですね。
シックというかオシャレというか、曲の展開が只者ではないと感じます。
ソウルとジャズが高度にミッックスされた唯一無二の音楽スタイルだと思います。

この曲に限らずSteely Danの楽曲はみんな凝りまくっていて、普通のミュージシャンでは
演奏すら難しいレベルにあります。コード進行がも普通ではなくてロックの一般的なコード進行では
ありません。そこがシック、オシャレ、普通じゃない・・的なイメージを醸し出すのでしょう。
何度聴いても飽きない!これも複雑なコード進行によるところがあるんでしょうね。

リーダーのドナルド・フェイゲン の本を読みましたが、この変わったコード進行は彼によって
意図的に考え抜かれたもので、思いつきや偶然ではないことがわかります。
となると、こういう曲を演奏するバックのミュージシャンにも必然的にかなりレベルの高い演奏を
求められるわけですね。なので彼らのアルバムにはほとんど腕利きのスタジオ・ミュージシャンか音楽理論に長けたジャズ・ミュージシャンが集まるのです。

曲ごとにバックメンバーが大きく変わるのもこのグループの特徴かもしれません。
AjaではDrums: スティーヴ・ガッド、Bass: チャック・レイニー、Guitars: ラリー・カールトン、ウォルター・ベッカー、デニー・ディーアス、Electric Piano: ジョー・サンプル、Tenor Sax: ウェイン・ショーター が集まりますが、いずれも技能派で個性的なミュージシャンばかりです。特に後半演奏されるTenor Sax: ウェイン・ショーターのアドリブはこの曲の白眉ではないでしょうか。

面白いものでこうした変わった雰囲気のグループを聞き始めると、心地よくなってずっと聴いていたくなるから不思議ですね。ちなみにアルバムのジャケットに写っている女性は、日本人モデルの山口小夜子さんです。
Ajaってタイトル、あやって読めますが漢字だと彩、Ajaという発音はアジアに聞こえますよね。
すこぶるオシャレなタイトルがこの曲やアルバムを語っていますよね。
人類の生み出した傑作!

オシャレな1日でスタート! 通勤・通学行ってらっしゃーーーい!

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