目覚めの1曲

目覚めの1曲:You’d Be So Nice To Come Home To / Heren Merrill

ポイント

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まったく以て朝にふさわしくない曲の紹介でスンマセン!
ヘレン・メリルさんの「あなたが帰ってくれたら嬉しいわ」って曲なんですけど、そもそも嬉しそうな雰囲気ちゃいますよね。悲痛というかうーーって感じです。嬉しいわ・・てな優しい感じではなくて、スグに帰ってこんかい!ボケ!・・てな😄。まーそれはさておいてこの曲、ジャズ・スタンダードの名曲なんですけど、こういうスタンダードの曲を誰がどんな楽器で若しくはボーカルでどんな演奏をするのか?っていうのを探したり聴いたりするのがジャズの楽しみ方の1つであります。へーー!こういう演奏もあるんだーとか、この人のアドリブかっこいいなーとか、どんどんドンどん深みにはまって、気付いたらジャズ沼にどっぷりってことはよくあることです。試しにSpotifyでこの曲名で検索してみてください。そして曲というジャンルで表示してみてください。あるわあるわ軽く200曲表示されて止まります。要するにジャズのスタンダードってそういうことなんです。ここから適当に聴くだけでも十分に沼っちにはまる可能性はあるわけですね。でもってこのメリルさんの歌い方、実に色っぽいですよね、なんとなく青江三奈さんみたい😄
スンマセン!青江三奈さん知らない方!そういうすごい人が日本にいたんですよ。いずれご紹介します。

でもっと凄いのがこの曲の間奏でのトランペットのソロなんです。クリフォード・ブラウンという26歳で亡くなってしまう世紀の大天才が演奏するのですが、鳥肌もののソロを聴かせてくれるんです。この短い間奏の時間に一気に思いをぶちまける!・・・これこそがジャズの醍醐味なのです(瞬間芸)。もちろんアドリブですので、他のテイクもあるのかもしれませんが、譜面無しで吹くわけですねー、すごいですねー、シビれますねー、いやージャズって本当にいいですね😄クリフォード・ブラウンは曲になっちゃうほどジャズマンから慕われた存在で、みんな彼と演奏したがったのですね。愛される男だったわけですね。しかしこのアドリブ、曲のコードがどうだ、スケールがどうだという理論を超えて、歌ってますよね。ブラウンはトランペットに唇をあてながら、歌を歌っているんだと感じるのです。でないとこういう演奏はできないんのではないでしょうか?

他のジャズマンはどうやって演奏するんでしょう?1つジャズの名盤中の名盤、アルト・サックスのアート・ペッペーの演奏を聴いてみてください。もともとクールに燃える演奏が信条のアート・ペッパーですが、饒舌な恋を語ってますよねーーこれもいいです!コード進行にも大変忠実で、アドリブをコピーするにはもってこいかと思います。良い意味で優等生の恋愛って感じします。このアルバムは全曲素晴らしいアドリブ満載ですので、ジャズの入門としては絶対に外せないアルバムであります。沼っちしたい人は必携です😄

まそういうことで、ジャズの楽しみ方の1つをご紹介したく選曲いたしました。

沼っちにようこそ!

6月っすね・・もう折り返しですか・・・半年の反省はいずれいつか😄!!

通勤・通学行ってらっしゃーい!

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