久石 譲さん、ひさいし じょう と読みますが本名は藤澤 守 ふじさわ まもるさんです。
1950年生まれの日本の作曲家・編曲家・指揮者・ピアニストです。
久石譲の名は若き頃に活躍していたクインシー・ジョーンズの名前をもじったってことですから、ここからしてセンスありますよね。クインシー・ジョーンズ→ひさいし・ジョーンズ→久石穣って読めますものね😂 センス最高です!
ご存知のように、宮崎駿監督作品の『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』まで39年間すべての長編アニメーション映画の音楽を手掛け、北野武監督作品においても、『あの夏、いちばん静かな海。』から『Dolls』までの7作品の音楽を手掛けているので、映画音楽の久石さんっていうイメージが相当に強いわけですが、根っこは現代音楽のミニマル・ミュージックなんですよね。『君たちはどう生きるか』って映画は見ていないのですが、音楽はミニマルなところも多く、久石さんの原点のような作品だと思います。こう言う音楽、私も好きですねーー。
ミニマル・ミュージックって?・・・1960年代から盛んになった現代音楽の動きなんですが、音の動きを最小限に抑えてパターン化された音型を反復させる音楽なんですね。例えば2小節の音符の動きを繰り返し反復し、少しの変化を与えてまた反復する・・見たいな。
なんとなくとっつきにくい気がしますけど、ポップスやジャズやいろんな音楽の基本はこのミニマルの変形、拡張と考えることもできるわけで、そう思いますと実にベーシックな音楽の形態で、そこを研究する音楽家がいても全くおかしくないわけです。
テリー・ライリー、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスといった代表的なミニマル・ミュージックの作曲家を久石さんは研究し、テリー・ライリーさんとは音楽家としての親交もあるようですね。先日NHKで番組やってましたね。これはいい番組でした。。NHKって色々言われますけど、こうした深掘りした番組って民放はまず作れませんよね。音楽家の探究心ってこう言う感じなんだな・・って感心しました。敬服。
まあこのミニマルの世界も独特でありますけど、ハマるとどっぷりとはまっちゃいますのでほどほどにしましょうね😂
また久石さんは「時代や国境を越えて聴かれ演奏される音楽を創作したい」と語っているのですが、まさにその通りの音楽活動ですね。人として音学家として大変尊敬しております。老若男女の心に残る音楽、ジブリの作品を聴くとその意味がよくわかります。で、ジブリの作品をオーケストレーションで表現した素晴らしい作品もありますので、是非お聞きくださいませ。
通勤・通学いってらっしゃーーーい!