DTM超初心者講座 Let's DTM

Let’s DTM【DTM初心者講座⑥】バッキングを作ろう!その3

メロディー作成の説明を始める予定でしたが、コード・バッキングの作り方についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
前回、書籍のコード進行を参考に進めたわけですが、あの曲のような雰囲気で曲を作りたい!という方はたくさんいらっしゃると思います。DTMで作れたらいいよなーーって思いますよね。私もそうです。
もちろんその大好きな曲の楽譜が売っていればそれを買ってコードをDTMで打ち込んで・・・というのが今までのDTMerのやり方で、私もしばらくはそんな感じで勉強していたのですが、何せお金と時間が必要ですよね。コードを打ち込みってものすごい労力で、おやりになった方はわかりますが、次回も!って思わないのですね。。普通。。

でも現在は違うのです。ここのコード進行の作成や打ち込みが画期的な方法で短時間でできるのです。
私はStudio one6を使っているので、それを元に説明していきます。残念ながら無料バージョンのPrimeではできないことですので、もしもコレだ!時短だ!やりたい!って方はPro版にアップグレードを検討してみましょう(私はメーカーさんとは全くの無関係ですので・・😄・・良いものは良いのです)。

◾️大好きな曲をDAWに読み込む
お手持ちのCDなどからまずはDAWに楽曲を読み込みます。もちろん複製は厳禁ですよ。するとこんな風になると思います。いわゆるオーディオ・ファイルですよね。従来はこれを聴きながらコードを探ったわけです。

◾️コードトラックの魔法
この大好きな楽曲のコード進行がわかったら、嬉しくないですか?曲のキーなりコードの進行がわかると、自分が曲を作る時の手本か土台にできますよね。実際、私たちが聴いている曲はいにしえの作曲家たちから代々受け継がれてきたコード進行をベースにしていることも多く、大ヒットした曲のコード進行をそのままに、メロディーを変えていくといった手法は沢山あります。雰囲気似てるなーって曲沢山ありますよね。ご紹介した書籍のように、心地よいコード進行ってあるわけです。それはさておき、大好きな楽曲のコード進行調べてみましょう!楽曲を読み込んだら、Studio one6にコードトラックを追加します(上の段)。そしてそこに先ほどのオーディオファイルをドラッグします。するとどうでしょう・・・楽曲のコード進行が出ましたね!もちろん作曲者の思いとは異なるかもしれませんが、音楽的な分析はまず正しく処理されるわけです。

以前これできなかったのです。MIDIファイルをドラッグして調べるってとこまでで、オーディオファイルからは無理。他のDAWでできるかは???でありますが、Studio one6を使うメリットを感じるところではあります😄左側を見るとコード進行がどういう構成かも一目瞭然です。あなたの大好きな曲はこういうコード進行ったわけです。※下の方にルートがGとありますので、この曲のキーはGということです。そして上からコード進行をよく見てください。
G B Em G C D Bm Em A D というコード進行の塊が繰り返され、そしてそれが変形していきますよね。Gの後にFを入れたりセブンスコードを入れてテンションを作っていす。どうでしょうか?なんとなく曲の骨格がわかったのではないでしょうか?

◾️コード進行を活用する
もちろんここまででも大変な勉強になりますが、1歩進んでこのコード進行を自分の好きな楽器で演奏してみましょう。
それができるのがDAWの強みなのです。ここで自分が作る曲の発想ができるのです。
まずは自分が好きなシンセとかキーボードとか、コード演奏ができる楽器をDAWに立ち上げましょう。
次に先ほどのコードトラックをこのインストルメントにドラッグしてみましょう。。

あらま、コードの打ち込みをしたようにMIDIノートが生成されましたね!オーーーですよね。もちろんこのコードはボイシングとかコード展開とかしていないシンプルなノートですが、それは後で追加すればいいですね。できたものを演奏してみましょう・・作業になれるとここまであっという間にできるはずです。

◾️コード進行をもっと活用する
で、折角このコード進行を用意したのですから、もう1つトラックを作って、上のコード進行をコピペしましょう。そしてこのトラックはアルペジオで演奏してみましょう。・・ここでは楽器の機能にアルベジオがあるので、それを使ってみます。さあ2つのトラックを同時に演奏してみましょう!どうですか、原曲のイメージを残しながら、少し違う雰囲気も足されましたよね。ベースラインもこのコード進行を元にベースの音源を当てていけばできますよね(ここでは省略します)。もちろんいろんなプリセットを試してみるわけです。そしてドラム音源を立て上げて、曲の雰囲気にあったプリセットなどで演奏してみます。ドラムにはコード進行ではなくて、リズムのアクセントやフィルや違った工夫が必要になりますね。

さあどうでしょうか?一応のリズムトラックができていませんか?大好きな曲ですからなんとなく歌いたくなりますね😄
Studio one6での説明でしたけど、他のDAWでいろいろと試してみるのもいいですよね。
このオーディオファイルからコードを検出するという機能はStudio one6ユーザーは使わない手はないです。

では最後に今回の作業でできた音を聞いてみましょう。

ではでは今回はこの辺で😄

 

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