ご無沙汰しております!
さてコードを打ち込んで曲の雰囲気を決めたところで、問題はこのメロディーを作るところですよね。AIに作らせる?まあそれはそれで宜しいかと思いますが、ここでは自分で作ってみることにしましょう。
例えばお風呂に入りながら気に入ったメロディーが急に浮かんだとします。でそれを自分の作品に入れてみたいとします。さあどうしますか?絶対音感がある方はそのメロディーを即座に音程に置き換えて風呂を上がってキーボードから打ち込めるかと思います。しかし自分も含め絶対音感がないとしたらどうでしょう?キーボードを叩いたところで頭に浮かんだメロディーを再現するには大変なことになってしまいます。絶対音感は後天的に鍛えられるそうですが、まあそれはさておき、一般の方はここで大きな壁にぶち当たるわけです。しかし諦めるわけにはいきませんよね。ではどうしたよいのでしょう?それは相対音感を使うわけです。
相対音感・・次の音の音程とどのくらいの距離があるかを知るってことです。例えば最初がソの音であるとすると、メロディーの次の音は何なのか?ミなのかシなのか?それ以外の音なのか?そこがわかれば頭に浮かんだ音をメロディーにできそうですよね。もちろん最初の音がソなのかどうかは別の問題ではありますが、この音の距離感が合っていれば、DTMであれば後でさらっとトランスポーズ出来ますものね。あまり問題じゃありません。
音と次の音との距離、これが可能な限りスムースに出てくることがメロディ作成のツボになります。
えーー難しいじゃん!そうあまり簡単ではないかもしれません。よく耳コピって言いますけど、まさにこれのことです。音楽を聴きながら音を距離感を当てるわけです。簡単のように聞こえますが、これもそれなりの訓練が必要かと思います。私も大したことできませんけど😄。
ではどうやって耳コピの力をつけていくのか?もちろん好きな曲を粘り強くコピーすれば良いかと思いますが、最初から長目の曲をコピーするのではなく短い曲をコピーしてみましょう!前にやった童謡でも良いのですが、オススメはCMソングです。個人的にはCMソングの天才、小林亜星さんの作品をコピーすることをお勧めします。
小林亜星さんのCM作品って傑作ばかりですけど、まずは下の曲はいかがでしょうか?お若い方はほとんど知らないでしょうが、おどけた軽い感じで始まりますけど、途中から急に落ち着いた感じになります。サビの部分が面白いですよね。耳コピするとわかるのですが、最初の部分は簡単にコピーできます。全音で音が展開するので。。しかしこのサビの部分はそうはいきません。半音の移動があるのです。ここがこの曲のツボなんですよね。そうか!半音を使ってサビを作るって手があるんだな!ってわかればこの曲は卒業です。
1曲コピーできると自信がつくと思いますので、ぜひ他の曲にも挑戦してみてください!
まあまあ・・古いとは言わずにね😄。いいものはいいんです。
この耳コピ、1つだけ注意しなければいけません!
それは音を探すために楽器とかキーボードとか叩きまくったり、押しまくったりしない!ってことです。どこかには音程にあっているところがありますけど、それをやってしまいますと、いつまでたっても相対音感は育ちません。”次の音はラかな?”とか、自分であたりをつけてから音を出してください。あ!違う。じゃ少し低いソかな?とか、そういう風に自分でチェックしながらやってみることがとっても大切です。特に半音の違いはなかなかうまくいきませんので、こうした手順がとっても大切です。
では、いろいろとやってみてくださいね。