目覚めの1曲

目覚めの1曲:およげ!たいやきくん / 子門真人

ポイント

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このサイトなんですけど、意外や意外に海外の方が何かの検索やらで訪れていただくこともありまして、時々海外からメールをいただきます。何と申しますかこんなサイトまで訪れるわけですから、音楽に対してとっても貪欲なんだろうなーって感じます。特に海外の方はメジャーではないマイナーな音楽に対しても探究心が強いですよね。
まあそうした音楽マニアの海外の方にも、日本最大のヒット曲であるこの曲は知っていて欲しいですね!
皆様も外国の方に接する機会があれば是非教えてあげてください。

『およげ!たいやきくん』は、1975年にフジテレビの子供向けの番組『ひらけ!ポンキッキ』のオリジナルナンバーとして発表されました。作詞は高田ひろおさん、作曲・編曲は佐瀬寿一さんで、歌唱は子門真人さん。この子門真人さんが歌ったことがなんといってもドンピシャの人選でして、どなたかが適材適所なんて真逆の人選をされるのではなく、正真正銘のストライク人選だと思うのであります。子門さんのあの歌声は300%の説得力があって、子供達だけでなく広く大人にも受け入れられたような気がします。少なくても2021年までは日本でレコード売り上げ枚数が最も多いシングル盤なんですねー。

たい焼きがたい焼き屋[から逃げ出し、海へ逃亡する物語なんですが、オリジナル盤シングルのB面は、なぎら健壱さんの「いっぽんでもニンジン」!これもいいっすよね!
で、この『およげ!たいやきくん』は、子供たちに”遊び心と冒険心を伝えたい”ってことで作者は作成をしたそうですが、イケイケドンドンのサラリーマンたちにも通じる悲哀がありますよね・・・会社から逃げ出してヒローーーイ海に行きたい!そして自由に泳ぎたい!・・なんてね😄

タイヤキ屋のモデルと言われているのは、東京都港区麻布十番の浪花家総本店さんで、当時はこの曲のおかげで連日長蛇の行列だったそうです。そしてこの曲、今の方には想像もできないでしょうが、発売前の予約だけで30万枚、発売当日には10万枚が完売しまして、その後1週間で30万枚が完売、翌年1月6日には店頭出荷枚数が100万枚を突破し、1月7日に東洋化成の福島工場で150万枚目のレコードをプレスしたんです!レコード屋に行っても”売り切れ”状態がしばらく続きまして、軽く1か月待ちだったように記憶しております。そんなヒット曲って他にありますかね????海外でもないような???

そーなりますと子門真人もさぞかし潤ったって思いますが、この曲は買い取り契約だったために、売上げに応じた歌唱印税は支払われず、子門さんは5万円なぎらは3万円の吹込料の支払いにとどまったって言われております。のちにレコード会社は子門さんに100万円と白いギターが1本を贈ったそうですが、なんと言いますか逃げたのはたい焼きだけでなくお金までも逃げたわけですね。ま当時は子門さんはTVにひおっぱりだこでしたし、素晴らしい歌唱力を日本中に紹介されたわけですから、少しは救われたかもしれませんね。仮面ライダーの歌唱でも有名ですよねー。

この曲の翌年には「パタパタママ」「山口さんちのツトム君」「志村けんの東村山音頭」などがヒットしたわけですが、まだまだ日本が幸せな時代だったわけですね。ジョークを笑って受け入れる心の余裕があったわけです

ひらけポンキッキ・・・いいですよね😄

いやはや何とも、もうそういう時代は来ることはないでしょうね。

通勤・通学いってらっしゃーーい!

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